映画『おらおらでひとりいぐも』2020年11月6日(金)より全国公開

孤独の先で圧倒的な自由にたどり着いた75歳、桃子さんの“進化”の物語。

 60万部を超すベストセラー小説『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子著)を原作に、日本を代表する映画監督のひとり、沖田修一氏が自ら脚本を書き、映画化。11月6日(金)から全国公開されます。15年ぶりの主演となる田中裕子(敬称略、以下同)をはじめ、蒼井 優、東出昌大、濱田 岳、青木崇高、宮藤官九郎ら豪華キャストが集結し、不安や寂しさを受け入れ力強く歩みを進める桃子さんの姿が描かれます。

 1964 年秋、日本中に響き渡る東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように故郷を飛び出し、上京した24歳の桃子さん(蒼井 優)。同郷の周造(東出昌大)と出会って結婚し、2人の子供を産み育て、老後は夫婦 2 人の平穏な毎日が待っていると思っていた矢先…60 歳で最愛の夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。75 歳になった桃子さん(田中裕子)は図書館で本を借り、病院に通い、46 億年の歴史ノートを作る毎日。そんなある日、桃子さんの“心の声=寂しさたち(濱田 岳、青木崇高、宮藤官九郎)”が、音楽に乗せて内から外へと沸き上がり、「おらだば おめだ」「おめだば おらだ」と連呼しはじめる。孤独の先で新しい世界を見つけた桃子さんの、ささやかで壮大な 1 年の物語。

昭和の桃子さんも現在の桃子さんも魅力的!
孤独な未来を想像もしなかった昭和の桃子さん

 子供たちと疎遠になってしまった現在の桃子さん。回想するのは、家族4人でだんらんしていたかつての自分。20 ~ 30 代の桃子さんを演じる蒼井優は、現在の桃子さんの心の声も担当。

本当は自由に自立して生きてみたかった!

 孤独をかみしめる現在の桃子さん。ある日、夕食を取りながら妄想の中でディナーショー会場へ。マイクを手にした桃子さんは本音をメロディーに乗せ、熱唱する。

一歩ずつ足を進めながら生きている意味を見つける

 夫・周造のお墓参りに向かう桃子さん。痛い足をこらえ山道を越えていく。途中、幼少期の自分に出会い、周造や祖母、寂しさたちも加わってにぎやかな道中に。

主演:田中裕子 出演:蒼井 優、東出昌大/濱田 岳、青木崇高、宮藤官九郎/田畑智子、黒田大輔、山中 崇、岡山天音、三浦透子/六角精児、大方斐紗子、鷲尾真知子
原作:若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出文庫)
監督・脚本:沖田修一/音楽:鈴木正人/主題歌:ハナレグミ「賑やかな日々」(スピードスターレコーズ)/撮影:近藤龍人/照明:藤井勇/美術:安宅紀史/録音:矢野正人/編集:佐藤崇/ VFXスーパーバイザー:オダイッセイ/アニメーション:四宮義俊/フードスタイリスト:飯島奈美/製作:『おらおらでひとりいぐも』製作委員会/配給:アスミック・エース
公式HP:https://oraora-movie.asmik-ace.co.jp/
公式Twitter:@oraora_movie
c 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会