暮らしの防災チェック

正しい判断と行動を

 地震や台風、洪水などの災害が起きた時、何よりも優先すべきなのは「自分の命を守る」ことです。

 突然の災害時にはパニックになってしまい動けなくなるかもしれません。そんな時でも自分の命を守るためには、その場に応じた身の安全を確保するための行動を知っておくことが必要です。家族や子供と一緒に、災害に遭遇した場合の身の守り方を話し合っておきましょう。

 被災した場合は、避難する場所の正しい判断と選択を。避難ルートや方法はもちろん、避難所に行くのか、在宅避難か、支援が必要なのかなど、選択と判断のポイントを知っておくことが大切です。

 また、災害が起きた後は窃盗や詐欺、性犯罪や暴力などが多くなる傾向があります。自分と子供の身を守る意識と自衛が必須であることを心得ましょう。

地震からの守り方

 火を使っている時は揺れが収まってから火の確認を。窓や家具、照明器具などが「落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」場所へ素早く逃げて、丈夫な机の下やクッションなどで頭部を守ります。まずは自分の身を守ることを最優先にすることが大切です。揺れが収まってからドアや窓をあけて避難ルートを確認しましょう。子供と一緒の場合は、子供と向かい合って子供の頭を抱きかかえるように丸くなります。

 エレベーターに乗っている時は全ての階のボタンを押し、最初に止まった階で降ります。閉じ込められてしまった場合は、インターフォンを押して落ち着いて救助を待ちましょう。 スーパーやコンビニでは棚から離れ、買い物カゴやカバンなどをかぶり身の安全を確保します。電車内では吊り革などにしっかりつかまり、慌てずに車内放送に従いましょう。

 避難時は徒歩が基本です。エレベーターを使わずに階段で避難しましょう。車に乗っていた場合は揺れが収まってから道路外に駐車します。

 津波の危険がある場合は、高台や避難タワーなどできるだけ高い場所に直ちに避難を。津波警報・注意報が解除されるまで、安全な場所で避難を継続してください。