【東洋医学の知恵をくらしに】美肌のためのセルフケア

内側からの美肌づくりに効くツボを刺激する

 東洋医学では「肌は内臓を映し出す鏡である」といわれます。内臓や血の巡りなどに問題があると、肌に反映されるという意味です。2月は外気の乾燥や暖房による室内乾燥、スギ花粉の飛散も重なるので、外側からのスキンケアが欠かせませんが、体の内側に効くケアも大切です。今回は、肌荒れなど肌トラブルに効果的なツボ押しセルフケアを逸見愛先生に解説していただきました。

「曲池 (きょくち)」を押す

 曲池は、大腸に関係している“大腸経”に属するツボ。大腸の働きを整え、肌荒れや湿疹など、肌トラブルの改善に有効です。他にも目の疲れや肩こり、ひじの痛み、頭痛などにも効果的。

①曲池はひじを曲げたときにできるシワ(ひじの外側)の先端にあります。

②親指で、気持ちがいい程度の強さで押してください。お灸をすると、より効果的です。

「中封(ちゅうほう)」、「復溜(ふくりゅう)」を押す

 中封と復溜は、肝臓や腎臓など内臓機能を高めて代謝を促し、血の巡りをよくして、シミやクマ、肌荒れ予防に有効なツボです。

①中封は、つま先を上げると浮き上がってくる筋と、内くるぶしの間の凹みにあります。押すのもお灸もおすすめです。

②復溜は内くるぶしの頂点から指3本分上、アキレス腱の前にあります。ここではお灸をしていますが、押すのもおすすめです。

【ポイント】

 お肌は眠っている間に修復されるので、就寝前のツボ押し、お灸が効果的です。ツボ押しは5~7秒押したら指を離し、3 回ほど繰り返してください。

【健康メモ】

体の内側から美肌を支えるローズヒップティーやネトルティー

 健やかな肌のため、日常にハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょうか。アンチエイジングにはビタミンCを豊富に含むローズヒップがおすすめ。ポリフェノールも含まれており、その作用で効率的にビタミンCを摂取できます。吹き出物や肌の痒みには、ミネラルを多く含み、抗アレルギー作用があるネトル(イラクサ科の植物)が役立ちます。いずれも妊産婦の方、持病がある方は飲む前に必ず医師にご相談ください。

逸見 愛

へんみ・あい

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師。中野区で主宰する女性限定鍼灸サロンで、「体の内側から健康に美しく」をモットーに美容鍼灸を提供。自宅でできるツボ押しやお灸など、セルフケアの普及に努めている。


《問い合わせ》 鍼灸サロン アンヴレ
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