横浜市街を望む憩いの場所 野毛山公園・野毛山動物園さんぽ

野毛坂を上り〝もうひとつの山の手”へ

横浜は文明開化のスタート地点でした。明治期、富裕層が邸宅を構えた野毛山は、公園に姿を変えて100年近く。誰もがゆったり時を過ごす場となっています。

インドライオンのラージャーは13歳。部屋の中に入っているときも、裏側の観覧通路から見学することができます。

  • 野毛山公園・野毛山動物園
神奈川県横浜市西区老松町63-10 045-231-1307(動物園管理事務所)
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

 横浜の高台と言えば、外国人居留地だった山手町一帯が知られていますが、今回歩くのはもうひとつの山の手。JR根岸線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から緩やかな坂道を15分ほど歩いた先にある、緑豊かな野毛山公園と野毛山動物園です。

②レッサーパンダは展示場の改修を終え久々の登場!

 かつて豪商たちの邸宅があった野毛山は、関東大震災で大きな被害を受けたあと庭園として整備されました。戦後に開園した動物園は今年の春、70周年を迎えています。入園料無料とはいえライオンやキリン、レッサーパンダなど飼育している動物は90種以上。コンパクトながら、その分、動物との距離が近いのも魅力です。園内のあちこちに成長記録などさまざまな情報が貼り出されていて、丁寧で愛情深い飼育の様子が伝わってきます。そして見る側も、動物たちにより親しみを感じることができます。

公園の一角には1964 年の東京五輪記念碑があり、展望台からは市街地が一望できます。

 園内には高低差(坂・階段)があるので、なかなかいい運動です。疲れたら各所にあるベンチでくつろぐもよし、「ひだまりカフェ」でアイスを食べるもよし、公園の芝生広場へ移動して寝転ぶもよし。桜木町駅までの帰りは下り坂。余力があれば海沿いへ足を延ばすのもおすすめです。

芝生広場でお弁当を広げたり寝転んだり、気ままに時を過ごせます。

旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」

 桜木町駅は日本初の鉄道駅「旧横濱駅」。来年は鉄道開業150周年ということもあり、新南口改札に隣接する「CIAL桜木町ANNEX」1階には、実際に走行していた110形蒸気機関車が百数十年ぶりに里帰り。美しい姿を見せています。

株式会社横浜ステーシヨンビル
神奈川県横浜市中区桜木町1-1 045-227-8500
https://www.cial.co.jp/sakuragicho/


Meat Cafe Ojima

 大正12年創業の老舗精肉店《尾島商店》が運営する肉好き御用達カフェ。こだわりの肉を使ったメニューはどれも絶品! 写真の国産牛(希少部位ミスジ)ステーキピラフもとろける食感、濃厚な味わいで大人気です。ハンバーガーなどテイクアウトして公園へ!

ミートカフェ オジマ
神奈川県横浜市中区野毛2-93
 045-341-0700
https://meatcafe.jp/


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